プログラミングの実践レベルとは
最初にプログラミングの実践レベルを定義しておきます。
今回ご紹介するプログラミングの実践レベルは、「未経験者でも中途採用の枠で転職するためのスキル」です。
新卒者の場合はポテンシャル次第で採用の有無が分かれてしまうので、次に多くの人がIT業界への新規参入を検討する「転職」のタイミングを今回は想定します。
実践レベルの技術は独学で身につけられるのか
未経験者でも中途採用の市場で通用する程度のスキル。
つまり実践レベルの技術は独学でも身につくのか、という点に答えを出すならば「できる」と言えます。
人によっては、いきなりフリーランスとして現場に参入できるレベルの実力を、独学で身につけることが可能です。
実践レベルは作品で身につける
実践レベルを独学で身につけるために、作品を作りましょう。
作品を完成させることで実力はどんどん上げられます。
例えば、HTML/CSSを独学するならば「ホームページ」を、Pythonを独学するならば「Webアプリ」を作ることが可能です。
転職の際に提出すれば、口だけで説明するより感覚的に実力を理解してもらえるメリットもあります。
独学のメリット・デメリット
プログラミングを独学するにあたって、気になるのはメリットとデメリットです。
スクールに通った場合と同じ結果が出たとしても仮定に違うが出るため、独学のメリット・デメリットはしっかり理解しておきましょう。
メリット
独学のメリットは「コストが抑えられる」という点です。
スクールで学習すれば、授業料だけでも20~30万円程度は必要になります。
仮に参考書と無料動画を駆使して独学を行えば、1万円以下に抑えることも現実的です。
デメリット
独学のデメリットは「時間がかかる」という点です。
最短で就職まで結びつけられるスクールに通えば、3ヶ月以内には技術を身につけて転職することも夢ではありません。
一方で独学は終わりが見えづらく、続けていくのが困難になってしまうケースが見受けられます。
そもそも実践レベルが必要なのか
根本的な話として、今回定義したような「転職」の場面においてプログラミングの実践レベルは必要なのでしょうか?
その答えは「必要とは限らない」です。
企業によっては人を1から育てることを大切にしている場合もあります。
そのような方針のある企業で「未経験可」の求人に応募すれば、実力がなくともポテンシャルで採用される可能性は十分にあるのです。
ただし基本的に未経験者は即戦力な能力が求める、という考え方があります。
未経験者という枠に囚われず幅広い角度から転職活動を行いたい場合は、即戦力のスキルを身につけるための勉強をしておくと良いです。
自分に必要な能力を見極める
今回定義した範囲において、独学で実践レベルの実力を身につけることは可能です。
ただし、必ずしも転職の市場で実践レベルの実力が求められるとは限りません。
独学のメリット・デメリットも併せて確認し、本当に必要かどうか、考えてみてはいかがでしょうか。